年始早々、店のスタッフから一通のラインが来ました。
「(店長が売上売上うるさいから)年内予約のお客様がどのくらいだったか昨年と比較してみたんですが、やばい、やばいですよ。半減しています。。」
急いで店舗に戻るといつもは穏やかなベテランスタッフが険しい顔をして待っていました。
「DM出せていないから保護者説明会までは何も告知できないのはわかるけど、昨対でここまで減るってことは、、○○(ライバル店)に何かされたとしか考えられない。」
正月気分が一気に吹き飛んで現実に引き戻されてしまいました。確かに年々早期予約の受注数は減ってきていて、理由はわかっているのです。昔は個人情報を入手して出せていたDMがなくなったせいでお客様に告知する手段がなくなっていました。
2017年と2022年に改正された「個人情報保護法」によって、小学校6年生に送るDMがほぼできなくなりました。それ以前は名簿業者から入手した名簿を使ってDMを出し、送ってこないでほしいと申し出た方のみ名簿から削除すればいいというかグレーな運用で行っていましたが、現在の適法な出し方としては、地道に小学生の新入学用品の販売を店頭でして、その際に個人情報を教えてもらい、6年生になったら制服の案内を出しますと書面で承認を取った人に、6年後DMを出す。というのが我々ができる唯一の適法な出し方で、安易に名簿業者からその地域の小学校6年生の名簿を入手するという行為は、明らかに、その地域の小学校6年生とその保護者のDMを出す同意を得られているとは考えられず、また改正法施行前に入手した情報であるならばそれを持っていることは違法ではないが(法の不遡及)、それを使って現在DMを出すという行為は現行法に違反する可能性が高いです。
DMを出せなくなった結果、対象客に認知が広がらず早期予約が激減し、説明会後の短期間での受注を強いられる状況となります。それでもまだ売り上げが確保できるのであればいいのですが、他店に獲られているのではないかという疑心暗鬼にかられ、身を削るような過剰な値引きやサービスに走り、最終的に減収大幅減益となってしまいがちです。
制服販売店として、ライバルに先んじて見込み客にアプローチする方法はあるのか?いろいろ考えてみました。
①エリア限定のポスティング
例えば厚木市の世帯数は約10万で大体70万円弱かかります。DMを出していた時の3倍くらいの経費が掛かりますね。。

②新聞折込チラシ
厚木市の新聞購読数はおおよそ6万部(10万世帯の60%)と仮定した場合50万円弱ですが、若い世帯ほど新聞取っていないと思うので現実的ではないと思います。

③小学校周辺での手渡し
実費は印刷代だけなので10~15万円位でしょうが、小学校から許可をもらえる事はないでしょうからゲリラチラシ配りするしかなく、子供に渡すので紙飛行機と化し、どこかへ飛んで帰り道がチラシまみれになります。(実際過去に弊社でもやって近隣住民から苦情食らってます。。)
④近隣の習い事教室への掲示
こちらも実費はチラシ代だけであり、且つ、先方から見ても迷惑ではないので、やるだけやったらいいと思います。やらないよりましな施策です。しかし、カウンターチラシを食らい、店舗が塾・習い事のチラシまみれとなるのとライバル習い事・塾をどう扱うかに神経を使います。
⑤LINE広告
月額費用の予算をいくらに設定するかですが、おおよそ月5万円で150人程度の見込み客(実際の客ではない)ゲットが目標です。そのためにも広告クリエイティブがいけてないといけませんが、その費用は青天井ですね。。

⑥インスタビジネスアカウントの開設
企業アカウントも無料で作れますが、肝は投稿する内容です。当社は秦野店にインスタができるスタッフがいてくれて、開設して運用しています。評判も良く、全店に広げたい気持ちはありますが、スキルの問題があります。
https://www.instagram.com/hadano_ooyama/
⑦Googleビジネスプロフィールの活用
無料ですので是非やってください。ただし、悪い接客をすると口コミに書かれ、消せません。。概して制服販売店は評判悪いです。。(業界の課題。。)
⑧地域フリーペーパーへ広告を出す
神奈川でいうところの「タウンニュース」などのあれです。おおよその費用は、発行部数によりますが、一番小さい枠で5万円弱、記事広告にすると15万円です。広告効果が測れないので、やるかやらないか、やるならどのくらいやるかなかなか難しいところです。。
以上が学生服販売における営業的な施策となります。でも一番の広告宣伝効果はやっぱりママ友の口コミではないでしょうか?早期予約で来られるお客様の大半はお友達から聞いたというのが多いのが実感ではないでしょうか?学術的にも

という事で、できることなら口コミが広まるようにしたいものです。
本来は口コミとはお客様同士の間で自然に発生するものですが、誘発する手段としてグループ割というのがあります。弊社が大変お世話になっている同業者のヤワタ学生服さんのHPを参考に掲げます。
https://www.yawata-cs.com/campaign_g.html
(※ヤワタさん、勝手に拝借してごめんなさい!)
グループ割というのはうまくその口コミ効果を誘発するので、参考にすべきかと思います。当社もやっていますが、グループを管理する手間がかかります。
いろいろ上げていきましたが、どれも深追いするには費用や時間がかかり、それに対する効果が見えにくいところから悩ましいところですね。。皆さんはどうされていますか?

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