陰謀? or 現実?

 お疲れさまです。連日投稿失礼します。本日も別メーカーさんが来社され、まーまー嫌な話をされたのですが、だんだん慣れてきてしまいました。その方も私のブログを読んでいただいているので、私のことも書かれるのですかね?と言われたので、いや、ニュースバリュー無いから書かないっす。と軽く伝えました。

 その後、学生服とは関係ない事業のことで忙しかったのですがふと帰りの電車で考えました。

 よくネタで、メーカーと商社とコンサルの関係を図に表すことがあり、皆さんもよく目にするかと思いますが、

うちの業界も

だと思います。しかし最近のアパレル各社さんからの今までにない異次元の要求を鑑みると

①アパレル各社が結託して販売店(T&Yのみにか?)に厳しい要求を突きつけてきている(陰謀論)

②アパレル全体として急激に厳しい採算状況に陥りつつある(現実論)

のいずれかに違いありません。もし①であるとするならば、そんなにT&Yが嫌われているのか。。。心当たりはかなりありますが。。

しかし、②の立場に立つとすると、おそらく以前より考察している

・少子化による小ロット ・納期遅れによる緊急対応 ・他業種との人員の奪いあいや人件費含む様々な固定費の急激な上昇

などに伴い、急速にアパレル各社の収益が悪化している可能性があります。我々が接するアパレルの営業担当の皆さんは生産現場や本社の細部まで把握されていないでしょうし、社内では販売店や学校の側に立って、条件悪化の提示にはできる限り抵抗してくれているとは推測しますが(そうですよね!)、会社を一つの生命体と考えるとおそらく生産現場などの体の一部が悲鳴を上げてそれを本社である脳が察知し、完璧には全容を把握していないながらも危機感で急速に、販売店の立場から見ると条件悪化(アパレル側は効率・利益改善)に動き出しているのかと推測します。確かに、私も、製造もしているのでわかりますがロット1000枚と100枚の生産の比較では、ロス率一つとっても国内生産で3%海外で10%見ますが、その分はある意味ロスなく生産できれば利益の滲み出しとなります。その部分が、小ロットや緊急対応で全く取れなくなっており、急速に利益率が悪化していることは容易に想像が付きます。

やばいですね。。このように五月雨式に各社から条件悪化の要求が、断れない圧とともに来始めると、現実的に販売店側は飲めない(経営が成り立たない)段階がいずれ近いうちに来るでしょう。一方でアパレル各社さんも気づいているかと思いますが、販売店が淘汰されてしまって、その後に直営店を出すとしても、そもそも採算が合わずに廃業するのに、その場所に出店しても採算的に厳しいです。特に個人経営の店舗は労務関係や固定費がグレーな部分で成り立っていたのが、大手ですと全て正当に経営するので更に採算が取れないでしょう。。これは終わりの始まりなのか。。見極めなければなりません。。

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